埼玉県公立高校入試が変わる【後編】|2027年度(令和9年度)から始まる共通選抜・特色選抜を解説

2026年3月現在、中学2年生のお子さんの学年から、埼玉県の公立高校入試制度が大きく見直されることをご存じでしょうか。
埼玉県の公立高校入試では、2027年度(令和9年度)入学者選抜から制度の見直しが行われ、選抜方法も大きく変わることになります。
前編では、面接・自己評価資料についてご紹介しました。
【前編】面接に関する記事はこちら
本記事では、新たに始まる「共通選抜」「特色選抜」と、各校が発表している「埼玉県公立高等学校入学者選抜実施内容」の着目ポイントについて、埼玉県教育委員会が公表している資料をもとに解説します。

目次

「共通選抜」と「特色選抜」の基本情報について

共通選抜とは
県教育委員会が定める全県共通のルール(学力検査+調査書+面接)に基づいた選抜です。

特色選抜とは
各高校が募集人員の一部を、学校・学科・コースの特色に応じて選抜するものです。
学科やコースの特色に応じて、学力検査・調査書・面接に加えて、独自の配点や検査(実技検査・小論文など)を設定する選抜です。

定員の割合
選抜を、共通選抜のみで実施するか、特色選抜のみで実施するか、共通選抜と特色選抜の両方を組み合わせて実施するかは、各高校が決定します。

選抜の順番
共通選抜と特色選抜の両方を実施する場合には、合否の判定は「特色選抜 → 共通選抜」の順で行われます。まず特色選抜で合格者を決定し、その後、そこで合格とならなかった受検生を対象に、残りの定員を共通選抜の基準で再判定します。

「選抜実施内容」は、高校からのメッセージ

保護者の皆様にぜひ注目していただきたいのが、各高校が発表する「埼玉県公立高等学校入学者選抜実施内容」という資料です。
ここには、その高校がどのような生徒を求め、何を重視して合否を決めるのかという、受検生へのメッセージが詰まっています。
保護者の方に特に確認していただきたいポイントは、次の3つです。

① 入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)
各高校が掲げる「期待する生徒像」です。例えば、浦和高校では「時代の求めるリーダーの育成」を掲げ、面接の学校独自項目でも「あなたの考えるリーダー像」について問うなど、選抜基準の根幹となっています。

② 特色選抜の「独自ルール」
・傾斜配点: 各校は、特定の教科の配点を1.5倍や2倍に設定できます。
理数科コースなどで、数学や理科が200点満点に設定されていることもあります。

・特色検査:実技検査や作文(小論文)の有無を確認しましょう。
例えば、スポーツ科学コースでは、実技検査(体育系)が実施され、配点も高く設定されていることがあります。

③ 共通選抜の「配点比率」
・調査書(内申点)の扱い
中1・中2・中3の比率を「1:1:1」「1:1:2」「1:1:3」から高校が選択します。
中3での頑張りを重視する学校もあれば、3年間を均等に見る学校もあります。
・面接の配点
共通選抜では30点または60点です。
なお、特色選抜では100点や120点など、面接を重視する学校も存在します。

各校の選抜実施内容について

現在、埼玉県のホームページでは、令和7年12月時点の「暫定版」が掲載されています。
令和8年5月に「確定版」が発表される見込みですので、志望校の情報は随時チェックされると良いでしょう。

令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容

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