中学1年生・2年生のお子さんをお持ちの保護者の方の中には、
「高校受験はまだ少し先の話」と感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
しかし、埼玉県の公立高校入試では、中学1年生からの通知表の評定が、受験の評価資料として扱われます。
そのため、早い段階からの学校での取り組みが、少しずつ受験につながっていく仕組みになっています。
本記事は、『令和9年度入学者選抜から変わる埼玉県公立高等学校の入学者選抜制度』に基づいてご案内しております。
目次
公立高校の合否は、3つの要素を総合して判断されます
- 学力検査の得点
- 調査書(いわゆる内申点)の得点
- 面接の得点
それぞれを点数化し、合計した結果をもとに合否が判断される仕組みです。
学力検査は5教科・500点満点
学力検査は、
国語・数学・社会・理科・英語の5教科で実施され、
各教科100点、合計500点満点となっています。
調査書(内申点)は「中1~中3の評定」をもとに計算されます
調査書の得点は、
中学校の通知表に記載される9教科・5段階評定をもとに算出されます。
各学年ごとの評定の合計は45点満点(9教科×5段階)で、
これに学年ごとの比率をかけて、調査書の基本点が決まります。
学年ごとの比率は、高校ごとに異なります
共通選抜において、学年の比率(中1:中2:中3)は
各高校で次のいずれかが選択されます。
- 1:1:1(3年間を同じ比重で評価)
- 1:1:2(中3の比重がやや高い)
- 1:1:3(中3の比重がさらに高い)
たとえば「1:1:2」の場合、
中学1年生と2年生の成績を合わせて全体の半分を占めることになります。
このため、中学1年生の成績も、入試にきちんと反映される仕組みになっています。
だからこそ「中1からの積み重ね」が大切になります
この仕組みを見ると、
「中3になってから頑張ればいい」というよりも、
- 中1・中2の成績も含めて評価される
- 学年が上がるごとに、少しずつ比重が変わる
という考え方で入試が設計されていることが分かります。
中学1年生の時点から、授業への取り組み方や通知表を意識することが、結果的に高校入試につながっていくと言えるでしょう。
学年末テストは挽回のチャンス!
中1・中2の成績は、3学期の学年末テストの結果を含めた評定が基準になります。学年末テストで良い結果を出せば、評価を挽回することも可能です。
学年末試験まで、まだ少し時間があります。しっかりとした対策を行い、確実に成績を上げていきましょう。
志望校に合わせた受験対策を
埼玉県の公式サイトでは、「高校ごとの選抜基準(※令和8年度版)」が公表されていますが、数字だけを見ても、実際にどの教科をどの程度伸ばせばよいのかを判断するのは、なかなか難しいのが実情です。
スカイアカデミーでは、体験授業(学力診断)を通して、現在の学力状況と志望校を踏まえた学習の優先順位を整理し、今後の学習プランをご提案しています。 入塾後も定期的に保護者面談を行い、最新の受験情報を共有しながら進路相談をサポートしていきます。
体験授業・学力診断を詳しく知りたい方はこちら
【補足】2027年度埼玉県の公立高校入試(共通選抜)について
2027年度入学者選抜から、埼玉県の公立高校入試は制度の一部が見直されます。
この制度で受験する最初の学年は、2026年1月現在、中学校2年生です。
制度の考え方そのものが大きく変わるわけではありませんが、選抜方法や評価の整理が行われ、学力検査だけでなく、調査書や面接を含めた総合的な評価の位置づけが、より明確になります。
そのため、これまで以上に「内申点の重要性」や「学校生活での取り組み」が、進路選択に影響する形となっていくと考えられます。
今後も制度に関する最新情報は随時更新されていきますので、受験を見据えて、早めに情報を確認し、今の学年からできる準備を進めていくことが大切です。
本ブログでも、埼玉県の公立高校入試の変更点や対策の考え方について、今後も情報を共有していく予定です。
※ 参考資料:https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/257619/r9nyushirihuretto1211.pdf