大学受験というと、高校3年生になってからの学力対策をイメージする方が多いかもしれません。しかし、学校推薦型選抜(指定校推薦・公募推薦)や総合型選抜(旧AO入試)を視野に入れる場合、高校1・2年生の間の成績が合否を左右する重要な要素となります。
これらの入試方式では、高校での成績を数値化した「評定平均」が出願条件として用いられることが一般的です。つまり、受験勉強を本格的に始める前の日々の授業や定期テストへの取り組みが、進路の選択肢そのものに影響してくることになります。
今回は、近隣の浦和南高校と南稜高校の進路指導の取り組みを例に挙げながら、高校1・2年生のうちから意識しておきたい内申点対策と大学受験準備について整理していきます。
これらの入試方式では、高校での成績を数値化した「評定平均」が出願条件として用いられることが一般的です。つまり、受験勉強を本格的に始める前の日々の授業や定期テストへの取り組みが、進路の選択肢そのものに影響してくることになります。
今回は、近隣の浦和南高校と南稜高校の進路指導の取り組みを例に挙げながら、高校1・2年生のうちから意識しておきたい内申点対策と大学受験準備について整理していきます。
目次
評定平均の基礎知識
評定平均とは、高校1年生から高校3年生1学期(3学期制の場合)までの全科目の評定(5段階評価)を合計し、科目数で割って算出される数値です。たとえば全科目で4を取り続けた場合、評定平均は4.0となります。
指定校推薦で必要とされる評定平均の目安は大学・学部によって幅がありますが、難関私立大学の人気学部では4.0〜4.5以上、中堅私立大学では3.5〜4.0前後が一つの基準とされることが多いようです。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、大学が公表する出願基準と、校内選考を通過するために実際に求められる水準とは異なる場合もあります。正確な基準は、志望校の募集要項や学校の進路指導室での確認が欠かせません。
この評定平均が高校1年生の成績から積み上げられていく数値である以上、「受験は3年生から」という意識でいると、選択できる推薦入試の幅が狭まってしまう可能性があります。
指定校推薦で必要とされる評定平均の目安は大学・学部によって幅がありますが、難関私立大学の人気学部では4.0〜4.5以上、中堅私立大学では3.5〜4.0前後が一つの基準とされることが多いようです。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、大学が公表する出願基準と、校内選考を通過するために実際に求められる水準とは異なる場合もあります。正確な基準は、志望校の募集要項や学校の進路指導室での確認が欠かせません。
この評定平均が高校1年生の成績から積み上げられていく数値である以上、「受験は3年生から」という意識でいると、選択できる推薦入試の幅が狭まってしまう可能性があります。
浦和南高校の進路指導に見る受験準備の例
浦和南高校では「文武自考」をキャッチフレーズに、1年次から大学受験直前までを見据えたサポート体制が組まれています。1年次は学習習慣の確立と職業研究・学部学科研究による基礎固め、2年次は自己理解と大学研究を通じた目標設定、3年次は第一志望実現に向けた主体的な取り組みと、学年ごとに段階を踏んだ指導が行われています。
進路指導は大きく3つの方針で構成されています。説明会や大学説明会、面接・小論文指導などの「進路実現支援」、部活動との両立を前提とした夏季補習・スタディサプリ・模試による「学力向上」、そして大学出前授業や分野別講演会、進路適性検査などの「キャリア教育」です。
進路指導は大きく3つの方針で構成されています。説明会や大学説明会、面接・小論文指導などの「進路実現支援」、部活動との両立を前提とした夏季補習・スタディサプリ・模試による「学力向上」、そして大学出前授業や分野別講演会、進路適性検査などの「キャリア教育」です。
南稜高校の進路指導に見る受験準備の例
南稜高校では、CoREFとの共同研究による協調学習など、授業そのものの改善に力を入れているのが特徴です。複数学期での授業公開週間の設置や、夏季休業中の予備校等による授業力向上研修の受講など、指導する側の質向上にも取り組んでいます。
学習時間の確保にも力を入れており、各学年の週の授業時数を31時間に設定したうえで、月曜7時限授業や通年の進学セミナー、朝自習の時間を設けています。進路指導の面では、大学進学・就職・公務員試験のいずれにも対応できる体系的な3年間指導を行うとともに、推薦、総合型選抜(旧AO)、一般入試のすべての入試形態に対応する「一般受験クラス」を設置している点も特徴です。
学習時間の確保にも力を入れており、各学年の週の授業時数を31時間に設定したうえで、月曜7時限授業や通年の進学セミナー、朝自習の時間を設けています。進路指導の面では、大学進学・就職・公務員試験のいずれにも対応できる体系的な3年間指導を行うとともに、推薦、総合型選抜(旧AO)、一般入試のすべての入試形態に対応する「一般受験クラス」を設置している点も特徴です。
高校1・2年生が今から取り組めること
浦和南高校・南稜高校の進路指導に共通しているのは、学年が上がってから慌てて動くのではなく、日々の学習を積み重ねる仕組みが1年次から用意されている点です。
評定平均は高校1年生の成績から積み上がっていく数値であるため、定期テストへの取り組みそのものが受験準備の一部になります。あわせて、夏季補習やスタディサプリ、朝自習の時間など、学校が用意している学習機会を活用することで、基礎固めを効率的に進めやすくなります。模試を定期的に受け、自分の立ち位置を把握しておくことも、早い段階での進路選択に役立ちます。
また、部活動との両立に悩む生徒も少なくありませんが、多くの高校では両立を前提とした指導体制が組まれています。学習面での不安がある場合は、早めに担任や進路指導の先生に相談し、指定校推薦を含めた進路の選択肢や、必要な評定の目安について確認しておくことが望まれます。
まとめ
内申点(評定)対策も大学入学共通テストの準備も、共通しているのは「早めに動き始めること」の重要性です。評定平均は高校1年生からの積み重ねで決まり、共通テストや私立大学の出願スケジュールも早い段階からの情報収集が欠かせません。
高校1・2年生のうちから日々の学習と進路情報の把握を並行して進めておくことが、3年生になったときの選択肢の広さにつながります。まずは、通っている高校の進路指導室に相談しながら、自分に合った準備の進め方を確認してみてはいかがでしょうか。
高校1・2年生のうちから日々の学習と進路情報の把握を並行して進めておくことが、3年生になったときの選択肢の広さにつながります。まずは、通っている高校の進路指導室に相談しながら、自分に合った準備の進め方を確認してみてはいかがでしょうか。
【お知らせ】 令和9年度(2027年1月16日・17日実施)の共通テストは、出願がすでに始まっており、登録締切は2026年10月2日(金)17:00です。
あわせて、私立大学のスケジュールとの兼ね合いにも注意が必要です。私立大学の「共通テスト利用方式」は、共通テスト実施前に出願する大学と実施後に出願する大学があり、締切は大学・学部ごとに異なります。また、私立大学の一般選抜(独自試験)は2月上旬〜中旬に集中しやすいため、志望校が増えるほど日程が重なりやすくなります。志望校ごとの出願締切・試験日を一覧にして早めに整理しておくと安心です。
スカイアカデミーの高校生コースについて
スカイアカデミーでは、苦手科目に絞った個別指導と自学習サポートの高校生寺子屋コース、一般選抜や推薦型対策も行える駿台Diverse(オンライン授業)を用意しています。個別指導は英語・数学・現代文(古文)など、目的に応じて1教科から受講でき、平日は17:50〜21:40の間で3つの時間帯から選べます。
自習室は月曜から土曜まで開放されており(北戸田駅前教室は14:00から利用可能)、進路指導の経験を持つスタッフへの相談体制も整っています。内申点や受験準備の進め方で不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。