共通テストとセンター試験は何が違う?|大学受験はどう変わったか、保護者のための基礎知識

こんにちは。戸田市の学習塾・スカイアカデミーです。

「大学入学共通テスト」と聞くと、「まだ先の話かな」「受験生になってから考えればいいのでは」そう感じる保護者の方も多いかもしれません。

特に、小学生や中学生のお子さんをお持ちのご家庭では、大学受験は少し遠い未来の出来事に思えることもあるでしょう。

ただ、現在の大学受験は、保護者世代が経験した「センター試験」の時代から大きく変わっています
その変化の中心にあるのが、「大学入学共通テスト」です。

今回は、センター試験と共通テストの違いを整理しながら、いまの大学受験がどんな考え方でつくられているのかを、保護者の方にも分かりやすく整理して解説します。

目次

親世代が経験した「センター試験」とはどんな試験だった?

知識を正確に覚える力が求められていたセンター試験
センター試験は、教科書レベルの知識を正確に覚え、マーク式で解く試験でした。 比較的シンプルな出題が多く、「覚える力」が成果に直結しやすい受験だったと言えるでしょう。
親世代が経験した、シンプルな大学受験のしくみ
国公立大学は「センター試験+二次試験」、私立大学は「一般入試」が中心で、受験の流れをイメージしやすい時代だったと言えます。

いまの大学入学共通テストはここが違う|思考力を重視する試験へ

文章量・資料量が増え、「考えて選ぶ力」が求められるように

共通テスト最大の特徴は、知識を覚えているかではなく、それを「どう使えるか」を問う試験に変わった点です。
センター試験と比べ、文章量や資料量が増え、複数の情報を読み取りながら必要なポイントを選び、答えを導く力が求められるようになりました。

例えば、会話文や日常生活に近い場面をもとにした問題では、一つの知識を暗記しているだけでは対応できません。与えられた情報を整理し、状況を理解した上で判断する
――その「考える過程」そのものが評価される試験になっています。

英語は「使える力」を重視

英語の共通テストでは、リーディングとリスニングの配点が同じになりました。 訳す力よりも、内容を理解し活用する力が求められています。

共通テストは大学受験の中でどんな役割を持っているのか

国公立大学受験では今も欠かせない試験

国公立大学を受験する場合、共通テストは今も基本となる試験です。
共通テストの結果をもとに、大学ごとの個別試験へ進む流れは変わっていません。
ただし、共通テストと個別試験の配点比率は大学・学部によって大きく異なります。
「共通テスト重視型」「二次試験重視型」など、戦略も多様化しています。

私立大学でも広がる「共通テスト利用入試」

私立大学でも、共通テスト利用入試を採用する大学が増えています。
一般入試とは別の選択肢として、受験の幅を広げる役割を担っています。

推薦・総合型選抜でも基礎学力が重視される理由

推薦入試や総合型選抜が増えていますが、「勉強しなくてもよい」というわけではありません。
共通テストを使うかどうかにかかわらず、基礎学力はどの入試方式でも重要な土台として見られています。

共通テストの変化から見えてくる、これからの学び方

小学生・中学生・高校生に共通して大切な「考える力」

共通テストの変化は、「考えて説明できる力」を育てることの重要性を示しています。
資料を読み取り、自分の言葉でまとめる力は、小学生から高校生まで、段階的に育てていくことができます。
特別な対策よりも、普段の授業や家庭学習で「なぜそうなるのか」を大切にすることが、将来の大学受験につながっていきます。

スカイアカデミーが大切にしている学習サポートの考え方

スカイアカデミーでは、学年に応じた「考える力」の育成を重視しています。
志望校対策だけでなく、学び方そのものを整え、大学受験までを見据えた学習サイクルを大切にしています。

まとめ|大学受験は変わっても、学びの土台は変わらない

センター試験から共通テストへと、大学入試は大きく変わりました。
しかし、「理解を深め、考える力を育てる」という学びの基本は変わっていません。
焦らず、今できることを大切に積み重ねていくことが、
これからの受験につながります。

スカイアカデミーからのひとこと

勉強は「時間」ではなく「質とリズム」。
がんばりすぎず、無理のない方法で着実に伸びていきましょう。
スカイアカデミーは、そんな“続けられる学び”を応援しています。

スカイアカデミーの特徴はこちら
お問い合わせはこちら

共通テストとセンター試験の違い|大学受験はどう変わったか、保護者のための基礎知識