今回は目標を持つことの大切さを理解するうえでヒントになりそうな、アドラー心理学について紹介したいと思います。
有名なアドラー心理学の教えの中に「原因論」と「目的論」があります。

原因論とは、原因を考える考え方です。
「なぜうまくいかなかったのだろう？」
「こういう結果になったのはこれが駄目だったからだ」
「もともとこういう性格だから、こうなってしまった」

目的論とは、目的を考える考え方です。
「なんのために今頑張っているのか」
「何を目指しているのか」
「どうなりたいのか」

私たちは原因論でものを考えがちです。
もちろん、大事なことですし、定期テストの振り返りの際はこの原因論を使います。
ですが、この考え方に執着してしまうと、ネガティブになりがちです。過去の行動を悔やむことに終始してしまう。

一方目的論は、未来を見つめます。
どうありたいかの理想を思い描くことで、感情がポジティブになる。前を向ける。
そして、それを目指すための手立てを考える。是非一人ひとり、保護者様も原因論だけでなく目的論の考え方も取り入れて日々の勉強や声がけをしてください。

まずは子どもの本気を引き出すこと。それが私たちの目指すところです。