エビングハウスの忘却曲線とは?忘れる前に復習する効率的な学習法

こんにちは!戸田市の学習塾 スカイアカデミーです。
「せっかく勉強したのに、数日後にはすっかり忘れてしまう…」
「もっと記憶に残る勉強法を知りたい!」
そんな小中学生や保護者の方へ、脳科学に基づいた忘れにくい学習のコツをお伝えします。

目次

エビングハウスの忘却曲線とは

エビングハウスの忘却曲線は、エビングハウス博士が「人はどれくらい早く忘れてしまうのか?」を示した、記憶のグラフです。

ポイントは「学んだ直後から、急激に記憶が減っていく」こと。
例えば
・20分後には約4割
・1時間後には約6割
・1日後には約7割
…もの情報を忘れてしまいます。

しかし、ここで大切なのが「復習をすれば、忘れるスピードを大幅に遅らせることができる」という事実です。学んだことをもう一度思い出すことで、脳に「これは大事!」と印象づけることができ、記憶がどんどん定着していきます

この「忘却曲線」を理解して、適切なタイミングで復習することが、効率よく記憶を残す最大のコツです。
だからこそ、「忘れる前にもう一度見直す」を習慣にするのが、賢い学習法なのです。

忘却曲線に基づく効果的な復習タイミング

📍勉強した当日(できれば数時間後)

学んだ内容は、その日のうちにもう一度軽く振り返るのが効果的です。脳がまだ新しい情報をしっかり覚えているうちに復習することで、記憶の回路がより強くなります。ほんの数分でもOKなので、ノートや教科書を見直しましょう。

📍 翌日

1日経つと記憶の約7割が失われると言われています。しかし、次の日に5〜10分ほどでも復習することで、情報を保持しやすくなります。

📍 1週間後

しばらく時間が空くと、内容を忘れてしまったと感じるかもしれませんが、このタイミングで復習すると「思い出す力」が鍛えられ、記憶の定着が進みます

📍1か月後

さらに時間が経った頃に再度振り返ることで、知識がより深く頭に残ります。「こんなこと勉強したな」と自分で思い出すことが大切です。

✅ ポイント

忘れかけたタイミングで復習することが、記憶にしっかり残す一番のコツです。何度も「思い出す」ことで、知識が自分のものになります。

短時間で復習するには?

・ノートや教科書をざっと見直す
・重要ポイントだけ「声に出して読む」
・間違えた問題だけ解き直す
短時間でも、「あれ、これ何だっけ?」と自分で思い出そうとする作業がポイントです。

【コラム】さらに定着率アップ!ランダム学習のススメ

覚えた後、定着を高めるには「同じ科目・同じ問題だけを繰り返す」のではなく、いろいろな科目や単元、順番をシャッフルして取り組むのも実は効果的です。

例えば—
英単語を覚えるときは、「生き物」「食べ物」「運動」などのグループごとにまとめるのではなく、さまざまな分野の単語を混ぜて練習してみましょう。
数学の問題集なら、「二次関数」「確率」「図形」など異なる単元の問題を順不同で解くことで、本番のテストのような思い出す力が養われます

こうしたランダムな出題で本当に覚えているかを確認することが、知識の定着につながります。
日ごとに取り組む単元を変えたり、問題集をシャッフルして活用したりするのもおすすめです。

まとめ

「勉強してもすぐ忘れる」と悩む人こそ、エビングハウスの忘却曲線に沿ったタイミングでの復習が効果絶大。
忘れる前に思い出す」を習慣にして、テスト本番でもしっかり思い出せる力をつけましょう!

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エビングハウスの忘却曲線 脳科学に基づく勉強法